東京マラソン北海道開催について

しばらく書かないつもりでしたが、あまりにも怒りが沸いてきましたので、簡潔に書こうかなと。

今回の発表は、突然でしたし、日本国民納得していない人が大多数だと思います。IOCに強力な権限あるんですね。調べてみると、現会長のバッハ就任後に制定されたルールとのこと。不平等ですし、今後こんな形で決めるとなると、ずっと言われてしまうよね。

私自身東北にいるのですが、8月上旬の東北と東京の気候は、ほぼ同じ温度の条件で、日射しが相当違います。北海道についても同じことがいえるのかも。理論上は、北海道の方が理想なコースといえますが、北海道マラソンのコースを見てみました。似ているコースとして、直線でひなたが長いうみたまごのコースと似ています。別府大分マラソンとコースが似ています。このようなコースですと、実際の気温より暑さを感じやすい、タイムは出にくいコースになるんじゃないかなと思います。 あまり暑さを感じないコースを変更すべきだと本当は思いますが、9ヶ月では間に合わないでしょう。

やはり北海道に決定した過程は、ただ思いつきで決めたように感じます。関係者のホテルだけは先に確保したみたいなので、何とか選手だけは移動出来るのでしょう。

今回大きな問題として3つほどあります。観客は集まるのかということです。今回チケットがパーになりました。国立競技場の観客は、日本人だけではなく、海外からのお客さんも相当いるのではと思います。今現在海外のお客さんに販売しているのかは分かりませんが、海外の沿道の観客にしばらく東京に滞在してもらって、お金を落としてもらうということも念頭にあったのではと思います。北海道でマラソン競歩があった場合海外のお客さんは、すぐ帰り、東京で観光するか、そのまま母国に帰るかでしょう。北海道にお金を落とすかは分からないです。同時期に開催してる札幌のビール祭りの収益がなくなるわけですから、札幌としては収入が減ってしまうのではと考えます。

二つ目の問題として、警備費用、路面の整備の問題です。テロとかに備えて、十分な警備態勢を行えるのか疑問です。北海道は、大きな国際マラソンを開催したことがなく、そういうノウハウもない。大混乱になることが予想されます。その時に、東京の力を借りることになりそうですが、その費用はかさむことでしょう。それと、路面の整備です。除雪のため道路が荒れるため、道路の整備をすることになります。道路の整備前に測ってしまったら、微妙なズレがおこって、距離が足りないということが起こるだろうと予想されます。測定作業もそんな簡単に行えるものではなく、そんなに数もいない。本当に間に合うのでしょうか。

 

三つ目の問題として、すでにあるイベント関係の調整がかなり難しいし、チケットとか取った人の扱いはどうするんですかね。それと、北海道大学は、開催時期は、テスト開催中。オープンキャンパス、小中学校の扱い。夏休みの扱いもろもろ出てきます。本当にそれらの調整が今から出来るのか疑問であります。

それと、当日は、交通が大混乱することが予想されます。札幌の大動脈ですから、物流関係もストップしてしまうのでは。東京は、まだ迂回できるところもありますが、地方都市の機能は麻痺してしまいます。

 

それと、最後に、海外選手が来るのですから、通訳ボランティアが必要となります。そ

れは、何とかすると思いますが、本当に集まるんでしょうか。

 

本当にこれらの調整が一都市に出来るのでしょうか。バッハとコーツさんが何も考えずに移転を独断で決めた感じがしてならないです。

 

海外からこれから少しは声が上がるでしょうが、そこまで動かすほどの力にはならないでしょうね。本当にマラソン好きとして、怒りを感じます。

 

まあこんな感じで書いてみました。