引き続き書いていきます。今年は、選抜と同じくらいの球速である135キロ〜145キロ近辺の投手が多く、特に145キロを超えてくる投手の割合が多いと感じました。それに反して打たれる展開が多かったことも今大会の特徴かもしれません。それだけに打撃のチームが多かった印象です。ただ、来年度以降低反発バットが導入され、もっと少ない得点でのゲームに(試合短縮の意味も含めて)高野連としては、移行していきたいでしょう。
今年の夏の甲子園優勝校は、107年ぶり2回目優勝の慶応高校でした。準々決勝と決勝の鈴木投手(どちらの試合でも集中打が出ました)。それ以外での安定感小宅投手の省エネピッチングが見事でした。仙台育英は、決めるところで決めきれず、投手陣の上積みがなしなのが大きかったと思います。来年度は、今の状態の8割くらい出せれば、王者奪還も可能かなと思いますが、難しいでしょうね。
個別の試合を見ていくと、英明ー智弁学園。英明は、6.7.8のチャンスを生かさなかったのが痛かったです。それと下村が相手打線と合っているのに、大事な場面での3回目以降の登板はあり得ません。寿賀にその分負担がかかってしまいました。
明豊ー北海。明豊は4回の守備のミス、7回の岡田の集中打で決まったと思いましたが、森山投入のタイミングが遅れ、(小保内の本塁打)、森山3イニング目の乱調でタイブレークに。北海が10回に2点を取りサヨナラ。記録には現れ無かったのですが、北海はセカンドとショートの守備が不安定でした。
2回と7回が全てでしたね。2回のセカンドとセンターの間に落ちるヒット。7回の三塁線狙われた辺りミスがあると勝てないなあ。昨年よりは、差は縮まった感じはします。
クラークー花巻東。8回表1.2塁での中屋敷投入がピッタリとハマりました。
慶応ー広陵。
初回の高尾の暴投絡みで2点与えたが重かったのでは、慶応の投手交代が早かった隙をついて同点に追いつくが、高尾がタイブレークで力尽きた感じ。9回の攻めというより、7.8回の攻めをどうにかしなければならなかったのではと思います。
8回のスクイズが、見事でした。
おかやま山陽は、日大三高の安田を攻略してベスト8。今後楽しみなチームです。
最後にドラフトですが、ジャイアンツが高校生のスカウトにあまり熱心ではない感じします。
一応は、山形中央の武田狙いなのかな。1位麟太郎も中田翔の後釜として、可能性あるけど、OBのいる東洋大細野、中央大西舘、青学常広の誰かでしょう。おそらく2位も投手。
高校生も1人くらい投手ですかね。東北のハッブスと個人的には、横浜の杉山が面白い感じします。後堀君辺りを捕手として取れないのだろうか。
内野手の活性化を目指して早稲田熊田辺りも獲りたいですね。こんなところでしょうか。
今年は、スカウトも上手く見つけてきてもらいたいです。