福島県代替大会について

コロナの影響で、夏の甲子園が中止になったため、福島県独自の代替大会か行われました。優勝校は、聖光学院でした。優勝校は東北大会に出場することになりますが、メンバーを微妙に変えて来るのかどうかですね。

印象に残った試合を見ていくと、まず光南ー学法福島、光南国井は、制球力が素晴らしかったですね。オフの期間にトレーニングしたことで、スピードが増し、変化球が生きるようになったようです。捕手佐藤のリードも素晴らしかったです。肩も強いし、大学などでさらに磨くと面白いかもしれません。

学法福島は、辻垣がコーナーを意識しすぎたのかもしれません。後守備のシフトが裏目に。それと、大きいの狙っているのかこの試合では大振りが目立ちました。選手層が薄いということもあるのでしょうが、来年に向けてそこのところを見直して欲しいですね。

 日大東北聖光学院。事実上の決勝戦でしたね。聖光学院の右サイドの舘池の投球が尻上がりに良くなり、日大東北打線が捉えきれませんでした。ただ、終盤の疲れからか捉えられる場面も多かったというのが印象ですね。9回の藤原のプレーもそうだし、聖光は自己犠牲というか、勝利への執念が強いなあ。日大東北は、左の軟投派スリクォーターの伊藤、右の本格派の佐藤、左の軟投派の湯田と交代し、聖光打線を1失点に抑えてほぼミスがないプラン(強いてあげれば先発の交代が少し早かった)でしたが、やはり舘池のピッチングが上回ったなあ。

聖光というより、いわき光洋の采配が疑問でした。まああげればきりないのですけど、郷から、オーソドックスなタイプに変えた場面。郷が5番じゃなくて下位ならば、もう1回再登板出来たはず。

 

磐城ー聖光学院。磐城沖と聖光舘池の投げ合い。磐城の打者は良く振れているなあ。2年前聖光を苦しめたいわき海星、3年前準優勝いわき光洋も含めて良い素材が一ヶ所に集まる印象。沖は、8番となっていますが、下位打線を打つ打者ではなかったから怖かった。

磐城は3盗を狙って成功したり積極的だった。ただ舘池のアウトコースのコントロールは素晴らしかった。ボール球を振って助けた部分もある。一つ残念なのは、聖光の捕手の小野の走塁と送球だ。2塁ランナーでショートゴロで飛び出してしまう。その直後クリーンラップに甘い球から入ってしまう。前述の3塁の2塁へのワンバウンド送球、3塁への送球の握りなおし、その後終盤での1.3塁でのセカンド送球(舘池がカットして未遂に終わる)。もっとしっかりして欲しかったですね。

 

準決勝の福島成蹊は、チャンスの場面で足の速いランナーで揺さぶりをかけてみても面白かったかなあ。小松に変わってからは直球の威力に差し込まれてしまって手も足も出ない感じになってしまったなあ。

 

決勝は、聖光ー光南になりました。これぞ聖光野球。走塁、守備についてはミスがないからな。着実に差を広げていく野球でした。光南は、国井が先発で来ない時点で厳しかったのかなあ。聖光と他チームの差はまたここから開き始める感じがしてる。そんな試合でした。

交流試合については書けたら書く感じですね。