藤井新棋聖獲得

この話題を取り上げないといけないでしょう。ネタの鮮度は新鮮な内に書かないとね。タイトル最年少獲得記録更新。相手が渡辺さんなので、今回は正直厳しいと思ってました。

1戦目の矢倉、2戦目の矢倉の5四金、3一銀,3戦目角換わりは、渡辺三冠の研究に嵌まり、4戦目は、矢倉で渡辺さんの細かいミスをしっかり咎め、逃げ切り勝ちという感じですね。渡辺さんはある程度準備してきたことが伺えるし、研究しても何回か変化され、未知の局面に誘導されるのでしょうね。

そもそも藤井棋聖は、従来の棋士と勉強の仕方が違うのでしょうね。成長速度も、当時の羽生さんの数倍以上はあるのではないでしょうか。佐々木勇気さんも前回の順位戦でも何度か変化され首をかしげていましたし、天彦さんでさえ、中盤で悪くなってしまっていたし、離されないためには、つまり藤井棋聖とVSするしかないのでしょうねという段階まで来ている感じがしています。(公開してないけど、すでにVS相手複数いるような感じはするなあ。)

今後どうなるかについては、誰にも分からないけど、すんなり七冠とはいかないと思いますね。99期を目指せるかについてもNOです。今後短いスパンで天才が出てくるでしょうから。ただ、先後決まっている対局で2~3ヶ月で藤井棋聖から4番勝ち続けるのは豊島名人でさえ、簡単なことではないと思ってしまいますね。

よくAIを超える手とかAIで深く読むとようやく出てくる手を指したと驚かれることがあるけど、それは結果論でして、藤井棋聖でさえ100%正確な手を指し続けることはできないわけで、何かインパクトを狙った報道と感じてしまいますね。

最後に棋譜がやはり自由に使えないのは残念に思いますね。新聞社に権利があるといっても、将棋へのアプローチの仕方はさまざまだし、もう少し柔軟に対応してもいいのではないかと。アマチュアでは今まで勉強法に限界あったし、今将棋の放送、棋譜の一部開示により、それを将棋ソフトで勉強する新たな勉強法を否定している感じがしてならないなあ。アマチュアがプロを次々破っていい時代ですし、アマチュアがタイトル取っても良い。そうすることで全体のレベルが上がっていく。棋士の数増やしたくないのであれば、フリクラの条件を厳しくすれば良いと思っています。

まあ今回はこんな感じで、本来は9月末にでもって思っていたけど、今書かないとと思い書きました。