聖光の歴史5

引き続き書いていきます。2012年夏の地方大会第3シード学福は、谷地が本調子ではなく、3回戦で喜多方に敗れてしまいます。この年も、聖光学院が、1つ頭が抜けていた感じがしてました。岡野と飯高が大きかったと思います。夏の甲子園では、岡野の140キロのストレートのコントロールとスライダーを武器に、1回戦前優勝校の日大三に、守備のポジショニングを含めて良かったし、おそらく研究していたのかなと思いますが、よく守った印象ですね。

 2回戦は、浦和学院の打線につかまってしまいます。この時の、佐藤拓也は、身体能力が高いイメージでした。この世代では、1番安西、4番の2年生園部がよく打った印象かな。

 秋から、左腕の技巧派石井成が主戦となります。秋の東北大会準優勝、準決勝で、盛岡大付属をスクイズなどを絡め、後半逆転したのが大きかったのではないかと思います。決勝戦は、佐藤翼を奇襲先発、本来の先発石井でしたらどうなっていたのだろうか。

 選抜は、初戦益田翔陽が俺たちが下剋上するという問題発言がありましたが、(その後甲子園には帰ってきてないです)聖光学院は、見事に返り討ちしました。2戦目聖光と鳴門は、接戦になります。鳴門の先発坂東が不用意に勝負にいった球を逃さず、園部が本塁打で勝ち越し、石井は、8安打を打たれますけど、要所で抑えていた印象。準々決勝敦賀気比戦は、岸本のツーシームに手こずり連打が続かず。石井は、敦賀気比に、モーションを盗まれ、研究してたんでしょうね。この選抜では、ベスト8でした。石井は、この後調子を崩すことになります。

 夏は、石井、今、梅田、佐久間の複数投手を使いながら、戦っていくことになります。第8シードの学石戦。石井が早い回で登板。今のロングリリーフで、テレビ放映時9-9で、面白い展開でした。最終的に、聖光学院が、勝つのですが、途中今が熱中症になるなど、凄い試合でしたね。決勝戦日大東北山中が聖光打線を上手くひっかけさせながら、打ち取りますが、聖光打線が慣れてきて、投球練習をしていなかった速球派大和田が出てきます。大和田は、9回に同点に追い付かれ、延長戦に、大和田の4イニング目疲れてきて最終的に、ピンチで、山中にスイッチ。サヨナラ打で、聖光が苦しみながらも、甲子園を決めました。この後日大東北は、数年間決勝に出てくることになりますが、その話は、また後で書きます。

 1回戦愛工大名電戦後にプロ入りする好投手東と対戦しました。5回広瀬がトリプルプレー。石井が、6回に1点失い、負ける流れと思っていたのですが、その裏石井の代打酒谷の本塁打。7回にも、酒谷の2点タイムリーと酒谷のラッキーボーイ的な活躍で勝ちました。2回戦福井商戦聖光は、先発を読み違えた感じで、福井商の長谷川に抑えこまれます。石井は、この試合調子がかなり良く変え時が難しかったですね。8回の裏に逆転されこの試合で姿を消すことになりました。

こんな感じで、次も書くまで少し期間が開きますが、2013年の秋からは、聖光の歴史6で書きます。