全国高校駅伝2017について

また今回も書いていきます。まず結果から、女子は仙台育英が23年ぶり3回目の優勝、男子は、佐久長聖が9年ぶり2回目の優勝を達成しました。

 一応戦い方として女子が先行逃げ切り、男子が後半重視の型を比較的取りやすい感じがします。

 女子は、2区で仙台育英のエカラレが区間新でトップに立ち、そのまま逃げ切りました。2区のエカラレさんも優勝の要因ですが、一区の三浦さんが区間7位の14秒差と粘ったことも大きかったと思います。

2位は、長野東。全員が区間一桁と頑張りました。公立校でありながら2位は、大健闘です。来年メンバー4人が残ることも今後にとって大きいと思います。

 3位は、薫英女学院です。1区で17位と出遅れてしまったことが大きかったと思います。高松智美が2区でエカラレに次ぐ区間2位で健闘した点や村尾綾香さんの区間賞は良かったと思います。

 8位神村学園は、最終区留学生の大逆転で入賞ですが、他の全員が区間2桁と良いレースではなかったですね。

 来年は、下級生が残る長野東が優勝候補になっていくのではと思います。仙台育英も新留学生次第かなと思います。薫英女学院は、高松が抜けるので村尾綾香さんがエースになるのかな。でも戦力低下は免れません。それとも西脇工の復活か。来年も楽しみです。

 男子は、3区で倉敷のニジオカが区間賞でトップに立つのですが、佐久長聖が、4区本間と6区1年生鈴木の快走でトップを取り返しそのまま逃げ切りました。

 3位は、仙台育英でした。1区の斎藤の出遅れを3区のルカ・ムセンビが区間2位で取り戻しました。大きな落ち込みはなかったのですが、アンカー1年生喜草君の区間3位は来年以降楽しみです。  

 同じく似たような展開をしたチームに、4位大分東明・8位札幌山の手でした。 

 大分東明は、モゲニが3区で区間3位、札幌山の手グレは、3区で区間4位でした。認められているルール上起用されているとはいえ、この駅伝の中で二番目に距離がある区間で結果にかなり左右されることが多い。次の年留学生が当たらなければ低迷っていう形ってどうなんだろうという問題提起だけはしておきます。その中で一関学院の2年生及川君が区間5位の日本人1位、佐久長聖の2年生松崎君が日本人2位は健闘したといえるでしょう。

 学石が今回低迷しました。何故かというと大きく比重を占める1区と3区の低迷ですね。昨年だめだった半澤君を同じ1区に起用し、同じ失敗をしたことで批判されるのは当然ですし、彼は卒業しますが、来年に向けて戦略をきちんと練って欲しいなあ。

こんな感じでまとめます。次は、箱根駅伝の記事です。