藤井聡太の2018年度について

久しぶりの投稿です。藤井聡太の今年度の成績は、45勝8敗でした。勝率で不利とされる後手番が非常に多い中この成績は立派なものです。

藤井聡太の今年度の一番衝撃な手は、石田五段戦の7七同飛成でしょうか。この衝撃の1手からすぐ詰みましたね。もう一つは、叡王戦予選の小林七段戦で、5七玉が最終的には、長手数、相手玉の詰みになっていたということですね。この勝ち方凄いと思いましたね。

朝日杯も連覇しました。印象的だったのは、1回戦の稲葉戦でしょうか。新人王戦での記念対局の先手番で豊島二冠に勝った対局の角換わりの戦法を後手番で勝ったわけですから凄いですよね。7四角と打った場面と、歩の連打で、香を上ずらせ、勝ちに近づいたひらめきは凄いですよね。もちろんソフトを携帯アプリで学習している効果もあるようですが、普通の人は、情報過多になりかねないので、取捨選択して引き出す力は凄いですよね。早指しは、負けないし、NHK杯は、何故か苦手としていますが、昨年稲葉八段に完璧にやられたNHK杯からかなり成長しているのかと思いますね。準々決勝、糸谷戦は、圧勝でした。準決勝行方戦も受けきって最後突き放した感じ。渡辺棋王戦では、中盤からリードして、最後は、派手な勝ち方でした。確実に1年前よりは強くなっているなあと感じましたね。最後の対局で、敗勢から、6二銀からの長手数見事なものです。

 今後来年度以降は、どうなるでしょうか。竜王戦ランキング4組では、同じ組に、強敵の菅井七段と井上九段、谷川九段の簡単に勝てない相手がいますから、この組を1位で勝ち上がることができればっていう感じはします。この組を1位通過して、決勝トーナメントで1回勝てば、1組5位と対戦ですから、ここで本当の実力が分かる感じがします。まあ、5組と6組の勝者も強い人が来るのですから簡単ではない感じがします。

 今回昇級は残念でした。C級1組の順位が来年は、上がります。今年対戦した方々とは当たらないので、来年は、昇級を確実に決めなければなりません。公式戦であの対局以来当たってない佐々木勇気7段とあたったらまた注目されそうな感じがします。

来年は、藤井君は、7割程度の勝率に落ち着くと考えています。タイトル戦の挑戦ですが

、これは運の要素も強いと思っていますが、特にシードである王座戦のタイトルに挑戦をみたいと思っています。惜しくも1歩逃すということもあるかもしれない。藤井君のタイトルはもうすぐまで見えています。

 今後のタイトルですが、豊島二冠、広瀬竜王の2人で、タイトル独占の可能性も見えています。渡辺さんは、棋王と王将を持っていますが、この調子の持続が一時的やものであるのか、長く続くものであるのかは分かりませんので、未知数ですね。

最後に、来年度の戦型は、相掛かりが増えるのではないかと思います。角換わりは、結論がほぼ出ていて暗記ゲーのような感じなので、減るのではないかなと思います。

それと、女流の方の棋譜を見る機会があったのですが、若い女流の方を中心に、将棋ウォーズに似た指し手が多いなあ。愛好者がいるのかなあ。